スタートアップにデザイナーが必要な理由
明けましておめでとうございます。
弊社は本日から仕事初め。バタバタ忙しい初日です。
※上の写真は僕ではありません
今年はマリオでいうスター状態みたいです。
そして昔作った大吉しか出ないおみくじアプリを思い出したのでした。
さて、株式会社DenDesignは僕を含めて5名となり、引き続きサービスデザインに関わりたい方を絶賛募集中です。
業務としてはWEBサービスやスマホアプリをメインとした設計、デザインを行っておりまして、新規事業立ち上げとリニューアル案件の比率は7:3くらい。
新規事業の場合は一緒にユーザー行動を考え、構成段階から提案しデザインを行いますし、リニューアルであれば、問題となっている箇所を明らかにした上で改善案を模索していきます。
…
1年前に求人を初めて出した時、僕は「考えられるデザイナーを募集!」と書きました。
カタチにする能力は当然として、もっと上流にデザイナーが立たないといけないと日々感じているからです。
ディレクターから上がってきた構成をもとに、限られた範囲で発想を広げてカッコ良いものを作る人ではなく、経営者やプロジェクトマネージャーと対等に話せるようなデザイナーはいないものか、と。
誤解を恐れずに言えば、デザイナーをブレーンに抱えないチームは創造的になりづらく、どこかの真似ばかりになる傾向があるようにさえ思っています。
起業にはハスラー、ハッカー、デザイナーの構成がベストだ、ということは有名な話です。
無敵のスタートアップチームの構成とは?
それぞれアイディアに対する見方はこういうイメージです。
ハスラー:ビジネスになるかという視点
ハッカー:実現可能かどうかという視点
デザイナー:客観的にどう見えるかという視点
デザイナーは常に「人からどう見られるか」を意識し、与えたい印象をコントロールするのが仕事です。
また、アイディアの変遷(発散→検証→精錬)それぞれのフェーズにおいて力を発揮します。
■アイディアの発散時
何かを作る時、人は膨大な量のインプットをします。
例えば鉛筆で行うデッサンでさえ、うまく描くためには細部までじっくり観察し、構造を理解しないと上手には描けません。見る時間の方が描く時間より長くたって良いくらいです。
日常的に何かを作っている人は、自然と観察と吸収を繰り返しており、その引き出しの多さでアイディアを発散させるのに大きく貢献するはずです。しかもこの視点は「どうやったらできるだろう」という、より解像度の高い視点です。
■アイディアの検証時
実装するアイディアの検証には様々な角度からの視点が必要です。
頭の良い方々は作らずともある程度の検証はできますが、たいてい最後はリリースしてみないとわからない状態に陥ります。
こうなった時にプロトタイピングツールで本番さながらのモックを用意できれば、システム開発を経ずにより確実な検証が可能です。
■アイディアの精錬時
言わずもがな、リリースに向けてのブラッシュアップ時にデザイナーは欠かせません。
画面の設計、デザイン、ユーザビリティを考えたインタラクションの最適化まで、デザイナーがユーザーに見える部分に責任を持ちます。
もちろん全てのデザイナーがこれらが得意なわけではありません。
全ての役割をこなせるデザイナーはどこにいるのか、母数は少ないと思います。
「絵が描くのが好きでデザイナーになりました、綺麗でカッコ良いものを作りたいです」というアーティスト寄りの人ではなく、
「世の中を変えたいんです、そのための手段としてデザイナーになりました。」というような人かもしれません。
論理的に考え、時にその殻を破って感性的なアウトプットが出せる人。
そんな人が来てくれたらいいなぁ。
みつを
春から母校の千葉大デザイン学科で非常勤講師することになりました。
短い期間ですがデザインの知識と経験を総動員して頑張ってきます。
今年も株式会社DenDesignをどうぞよろしくお願いいたします。
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